気付くことばかり

暇さえあればDTMでの打ち込み作業を行っている。

 

ドラムの打ち込みは大方終わったのでベースの録音に入るも問題発生。

 

今コピーしている曲は弦楽器を半音下げチューニングしている曲なので、ピアノの鍵盤で打ち込もうとすると黒鍵を選ばないといけないのだ。

ギター畑で楽譜も読めない俺からすると混乱して何が何やらわからん。

 

ギターで半音下げチューニングをしてこのフレットを押さえてる、ということはこの音か!と当たりを付けて必死に打ち込んでいく…。

なんとも効率が悪いので何とかならんかといろいろと調べた所、移調といって曲のキーを変化する機能があることを知る。

原曲を半音上げることにより鍵盤の白鍵を中心に打ち込みを再開。

 

しかしDTMと言うのはなんとも便利だなと感じる。

曲のキーも変えられるしリズムも変えられる。

曲の練習をするのにメッチャ良いということにも気付く。

 

このギター難しいなー、どうやって弾けば良いんだと思ってた曲もこれらの機能を使えばなんとかコピーが出来そうだなーと思ったりもして。

 

ベースを打ち込みながらもその内に、あれ?これ直接弾いたほうが早いし表現も再現出来るのでは?と考え始め今度はギターシンセをぶっこんでベースの音選びまで始める始末。

 

で、今度はタブ譜を見ながらベースラインをコピーすると言う作業が始まってしまった。

ベースラインってギターのフレーズとはまた違ったフレージングで、しかも他人が考えたものだと全く覚えることが出来ない。

 

何でそうなるのかなー?と思考してまた気付く。

ただタブ譜通りに弾こうと思ってたからだと。

このコード進行だからこの音選び、このフレーズと認識することで自分に落とし込むことが出来そうになった。

 

思いつきで始めたDTMの打ち込みからいろんな気付きを得られる。

音楽的な部分はもちろん自分の性格や癖にも気付けることが出来た。

 

何か新しい事を始めるのって最初は凄く億劫だったりもするんだけど、この変化の中から自分はどんな人間なのかと気付く良いきっかけになったりもする。

 

「気付きとは既知と未知の結びつき」という言葉を聞いたことがあるんだけど確かにその通りかもしれないと思う。

 

敢えて別角度から音楽と向き合うことによって新たな気付きがいくつも生むことが出来た。

それだけでもこの作業をした意味を感じれる。

 

ま、楽しいからやってるだけなんだけどね。