迷い道
今日は車で馬喰町へ向かう用事があった。
行く時は迷わないようにとナビを打ち、目的地までは難なく到着した。
帰る時は来た道戻れば良いんだろ~って軽い気持ちでナビは打たず、記憶と野生の感で帰ることとした。
今思えばそれが過ちだったのだ。
あの辺りを車で走ると道は広いのにやたらと一方通行が多く、なかなか思った通りの方面に向かえない。
また広い道でも何も考えずに走っていると予期せぬ右折レーンなどに入ってしまい、同じ様な道を行ったり来たりしてしまった。
こうなると意地でもナビは使うまいと必死に運転していた。
なんとか上野の辺りまで来た頃には帰る道も見つけることが出来て気持ちに余裕も出来たので、どうせならドライブ感覚で好きな道走ってみるか!となった。
上野公園と東京国立博物館の間の道を初めて通ったんだけどもこの時期は空の青と木々の緑のコントラストが凄く綺麗で、この中を散歩することが出来たら良いなと感じた。
新型コロナの影響でなかなか出掛けづらい雰囲気だけど久しぶりに美術館や博物館巡りもしたくなる。
そんなこんなで無事に帰ってきた訳だけどたまにはふらふらしてみるのも良いもんだね。
自分の性格上どうしても目的地まで最短距離を通ったり効率性や生産性というものに捉われがちになる。
でも敢えて回り道をしてみることで新たな気付きや感じる事もある。
京浜東北線って台地と低地の間を走っているなとか。
そもそも山の手の由来って何だろうとか。
そうしてまた今昔マップを開いて時間を溶かしてしまいそうになる。
東京に何十年も住んでいるけどまだまだいろんな発見があるから面白い。
新型コロナが収まったら東京巡りをしてみても良いかもしれないな。