これは手ぇ出ぇへん
ダウンタウンの松ちゃんのケチなエピソードで好きな話がある。
語り口は後輩芸人だったと思うんだけどその後輩芸人と松ちゃんで服を買いに行き、物色した際に松ちゃんがお気に入りの柄の服を見つける。
買うかどうか思い悩み値札を見た際に放った言葉
「これは手ぇ出ぇへん!!」
言っても数千円の服であったらしく一緒にいた後輩からの、そんな事無い!何なら店ごと買えるっちゅうねん!と言うツッコミも大好きである。
ネットで探してみてもどこにも動画が見つからないから詳細違ってるかもしれない。
彼ほどの売れてる芸人が数千円の服を買うのにも躊躇するってのが面白いポイントなんだけど、最近このフレーズが頭を過ることが多々ある。
元々あんまり物欲がある方では無いんだけども、自分の生活の質が高まるのであればあんまり値段を気にせずに買ってしまうことがある。
以前のブログにも書いたように寝具であったりモニタースピーカーであったり。
その代わりリターンを感じない物には数千円数百円であったとしても買うことは無い。
そんな時にタイトルのフレーズが頭によぎる。
俺の知り合いで見栄で物を買う人がいた。
この車に乗っていれば周りからカッコいいと思われる。
この時計を着けていれば周りから金持ちだと思われる。
この家に住んでいれば周りから羨ましがられる。
周りからどう思われるか、という思考パターンでは物欲は尽きる事は無いんだなと感じて観察していた。
他人を評価軸に置いてしまうと無数の価値観と比較することになるので、一生他人と比較して自分を評価してしまうことになる。
しかし自分の評価軸に置けば本当に必要な物かそうでないか冷静に考えることが出来る。
自分と他人。
どちらの方が数が多いかを考えればどれだけ価値基準がぶれやすいか分かるよね。
要するに自分の価値基準で価値の高い低いは変わってくるってこと。
だからこそ
自分が欲しい物は一体何なのか
自分に必要な物は一体何なのか
この部分にだけ意識をしていれば勝手に無駄遣いを無くし、無理な節約をしなくとも生活していけるように思う。
まずは勇気を持ってこのフレーズを使おう。
「これは手ぇ出ぇへん!!」